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NPO法人カメネットワークジャパン スタッフブログ/カメら目線

カメネットワークジャパンの活動など、カメ(とカメにかかわる人たち)の目線でいろいろお伝えします。

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アースウオッチ・ジャパン国内プロジェクト 「固有種ニホンイシガメの保全」募集中です。

アースウオッチ・ジャパン国内プロジェクト 「固有種ニホンイシガメの保全」の詳細が決まりました。

チーム1:2月5日(土)~6日(日) 一泊二日
チーム2:2月12日(土)~13日(日) 一泊二日


分担金:チーム1 16,000円 チーム2 17,500円
※宿泊部屋の関係でチームにより値段が変わります。

詳細は下記ページをご覧ください。
http://www.earthwatch.jp/project/projectlist/japan/i-turtle/

| お知らせ | 21:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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12/11~12/12 第12回日本カメ会議 発表内容詳細

12/11,12/12と2日間にわたり開催された第12回日本カメ会議へ広報担当スタッフが参加してきました。

カメの研究者、保全活動を行っている市民団体、一般市民の方、中学生、高校生など様々な人たちが、それぞれの活移動などを発表してくれました。
この2日間で発表された内容は下記のとおりでした。

12月11日(土)
 12:30 受付開始
 13:00 開会挨拶 矢部隆(愛知学泉大・コミュニティ政策)
 13:05 基調講演 野呂達哉(名古屋コミュニケーションアート専門学校)
           「名古屋市での市民参加によるカメ調査
            -新たな外来カメ類の発見と在来カメ類保全のために」
 14:05 休憩
 14:15 各地からの報告(各自持ち時間15分以内)
    西堀智子(和亀保護の会)「〜いつ、どうやって、何のために〜カメたちの意外な行動」
    岡田 仁(爬虫両生類情報交換会)「爬虫両生類情報交換会のイシガメ観察会」
    前澤勝典(亀工房・ミュージシャン)「東広島市内で行った捕獲調査についての報告」
    中川宗孝「南山城・カメ類トピックス&改良スッポンモンドリに於ける成果」
  (休憩)
    渥美孝仁(名古屋市立汐路中学2年)「山崎川の在来種と外来種」
    野田英樹さん(いしかわ動物園飼育員)「いしかわ動物園 カメ類飼育展示と繁殖」
    木崎明広「針金を刺されるという虐待を受けたアカミミガメについて」
    中村康子「ICUに入ったクサガメのカーコちゃん」
    千谷久子(東大院・新領域・自然環境)「日本のカメが在来の生態系を守る」
 17:00 第1日目終了
 17:30 懇親会(19:30まで)
    
12月12日(日)
  9:00 受付開始
  9:30 各地からの報告(各自持ち時間15分以内)
    辻井聖武(名城大・農・環境動物)
        「千葉県印旛沼水系におけるカミツキガメの個体群構造と食性」
    三輪俊仁(愛知学泉大・コミュニティ政策)
        「岐阜県海津市山除川・長除川で増加しているミシシッピアカミミガメについて」
    後藤康人「『続日本紀』における“祥瑞亀”献上記録」
    渡辺 潔「聖書に登場する亀」
  (休憩)
    楠田哲士(岐阜大・応用生物)
        「岐阜大学地区のカメ類の生息状況とニホンイシガメの保全に向けて」
    佐藤方博(生態工房)「なぜ自治体はアカミミガメを防除しないのか
           -自治体をその気になせるステップを考えてみました。」
    佐野高校生物部「三杉川(栃木県佐野市)に生息するカメ目の研究」
 12:00 亀工房 前澤勝典さんライブ
          (和亀保護の会 渡瀬さんのカメの写真とのコラボレーション)
 12:30 閉会

 ◎ポスター展示参加
    大矢美紀「山崎川グリーンマップの活動」
    菊水健二「ぼくはカメ」(詩)
    寺岡誠二「出雲大社鏡の池カメ調査」


会場の様子
第12回日本カメ会議 会場の様子
野呂氏による基調講演
基調講演
和亀保護の会 西堀さんによる発表
発表の様子1
生態工房 佐藤さんによる発表
発表の様子2
亀工房 前澤さんによるライブ
亀工房さんのライブ

| ネットワーク | 22:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第12回日本カメ会議開催

第12回日本カメ会議」開催のお知らせ

 下の要領で今年もカメ会議を開催します。奮って参加してください。日本の自然に生きるカメたちについて楽しく元気に語り合いましょう。
【主催】日本カメ自然誌研究会
【後援】名古屋コミュニケーションアート専門学校
【場所】名古屋コミュニケーションアート専門学校 第2校舎
    〒460-0008 名古屋市中区栄3-19-15
    フリーダイヤル:0120-532-758
    ・市営地下鉄東山線・市営地下鉄名城線
      「栄駅」8番出口(サンシャイン栄)より徒歩5分
    ・市営地下鉄名城線
「矢場町駅」6番出口より徒歩5分
【スケジュール】
  2010年12月11日(土)
    12:30 受付開始
    13:00 開会
        基調講演:野呂達哉氏(名古屋市での市民参加による
          ため池調査と、そこで得られたカメの知見について
          話していただきます。)
        各地からの報告
    17:00 懇親会
  2010年12月12日(日)
    9:00 受付開始
    9:30 各地からの報告
       まとめ
    12:30 閉会
【参加費など】
  会議参加費:一般1500円
        院生・学生1000円
        生徒・児童500円
  懇親会費: 一般男子4500円
        一般女子3500円
        院生・学生2500円
        生徒・児童1500円

【参加申し込み】
 Eメールかハガキで、氏名、身分(一般男子/一般女子/院生・学生/生徒・児童)、住所、電話番号、Eメールアドレス、発表するかしないか、する場合の発表の演題(仮題でも可)、発表の方法を連絡してください。
Eメールの場合、件名(タイトル)を「カメ会議参加申し込み」としてください。
 Eメールのアドレスは kame@gakusen.ac.jp です。(@を半角にしてください)です。

アクセス
第12回カメ会議会場アクセスMAP


| お知らせ | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アースウオッチ・ジャパン国内プロジェクト 「固有種ニホンイシガメの保全」日程決定

「固有種ニホンイシガメの保全」日程決定

チーム1:2月5日(土)~6日(日) 一泊二日
チーム2:2月12日(土)~13日(日) 一泊二日

詳細は決まりこのブログでお知らせします。

| お知らせ | 20:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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9/15北海道新聞:サケ定置網に巨大オサガメ

写真付き記事はこちら

【紋別】紋別港沖の秋サケ定置網に14日、主に熱帯の海に生息する世界最大級のカメ、オサガメがかかった。発見した時点で死んでいたが、ベテラン漁師らは「こんなに大きなカメを見たのは初めて」と驚いていた。

 このオサガメは体長1・7メートル、体重250キロの雄。紋別漁協の冷凍工場で保管し、道立オホーツク流氷科学センターでの展示を検討している。

 今季のオホーツク海の水温は平年より3~4度高めに推移。同センター所長の青田昌秋北大名誉教授は「暖流に流されて、水温の高い紋別沖に来た」とみている。

| ニュース | 14:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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9/15読売新聞:徳島・小松島でウミガメ保護…ごみ回収作業中に

写真付き記事はこちら

国土交通省小松島港湾・空港整備事務所の海面清掃船「みずき」が、徳島県小松島市和田島沖で、浮遊ごみの回収作業中に、アカウミガメ1匹を保護した。カメはあまり泳ぐことができなかったため、同事務所の連絡を受けた美波町の日和佐うみがめ博物館「カレッタ」に運ばれた。

 清掃船のごみ回収用のコンテナに、材木などのごみと一緒に、アカウミガメが入っているのを、乗組員が見つけた。一度、海に戻したが、元気がない様子だったので、カレッタに相談し、再び、カメを引き揚げた。

 カレッタによると、カメの後ろ足に付けられたタグから、「水産総合研究センター」石垣支所(沖縄県石垣市)が、8月2日に放流したアカウミガメ19匹のうちの1匹。カメは3歳で甲羅の長さが40センチで、目立ったけがはなく、少し呼吸の乱れはあるがサバやカマスの切り身を与えるとたくさん食べている。豊崎浩司館長は「しばらく飼育し、健康状態を見てから海に返すことになるでしょう」と話している。

| ニュース | 08:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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9/4~9/5武蔵野の淡水ガメ 調査の様子

9/4~5にアースウォッチ・ジャパンの国内プロジェクト、『武蔵野の淡水ガメ(旧多摩川の淡水ガメ)』が行われました。

6月、8月に引き続き、都市部の水辺における外来カメ類の侵入と日本固有種の棲息状況を探ることを目的に、東京都練馬区の石神井公園内の三宝寺池で調査を行いました。

河川と違って本調査地のような池では、生息する生き物たちが他所に移動できずに生息しているため、在来種に対する外来種の影響が見えやすいと言えます。そのため、外来種を駆除した際の効果も見えやすいと考えられます。本調査地のような池における外来種の影響を調べていくことは、今後河川での外来種の影響を調べていく際のモデルケースとなることが考えられます。

今回の調査も、石神井公園内の三宝寺池で2007年より外来生物の駆除などの活動を行っている認定NPO法人生態工房さんにご協力いただきました。

認定NPO法人生態工房のスタッフの方たちは、調査期間中、公園の来訪者の方に外来種の駆除活動について理解を深めていただくために、捕獲された生き物をプラケースに入れて展示し説明をしたり、パネルを出したりするなどの啓発活動も行っていました。
わたくしたちも、ボートから作業道具や捕獲できたカメなどを引き上げる際に、来訪者の方々に何をしているのか尋ねられることが多々ありました。来訪者の方々の関心の高さがうかがえました。作業に支障がない範囲で、わたくしたちも来訪者の方の質問にできるだけ答えるようにしました。
来訪者の方の多くが、捕獲されたカメの多さに驚かれていましたが、中にはこの駆除活動をご存知の方もいらっしゃいました。認定NPO法人生態工房さんの2007年からの活動が確実に実を結んでいることがうかがえる出来事でした。

生態工房さんが設置しているパネルの前で
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調査の手順は下記の通りです。
1日目、2日目ともに:
午前中~仕掛けてある捕獲用のかごを引き上げ、捕獲されているカメなどを回収し、再び餌を入れて仕掛け直します。
昼食後~捕獲場所、捕獲数、種構成、雌雄比、体サイズ構成などの測定・記録を行い、外来種は池へ戻さず、在来種だけを元いた場所へ返します。

それでは実際の調査の様子をお伝えします。
9/4は、アースウォッチ・ジャパンのボランティアの方が3名、スタッフ6名、9/5はースウォッチ・ジャパンのボランティアの方が2名、スタッフ5名で調査を行いました。

9月に入ったとはいえ、この日も真夏のような暑さでした。
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できるだけ涼しい時間に池での作業を行おう、ということで自己紹介や作業手順、作業上の注意をお伝えした後で早速カメ罠の回収作業へ向かいました。

今回も3艇のボートで作業をしました。
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池での作業は、遮るものもなく水面からの照り返しもあって非常に暑いため、水分補給をしながらの作業となりました。
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小さめのスッポンが捕獲できました。
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カメ罠に入った個体を回収し、餌を入れ替えて再度カメ罠を仕掛け直しました。
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2日目には大きなイシガメが入っていました。
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普段は三宝寺池でボートに乗ることはできません。また、浮島に入ることもできません。調査中は特別に、ということで浮島へ上陸しました。
ボートから見た浮島の様子。
0905-8この浮島は都の天然記念物に指定されています。コウホネや、寒冷地にしか生息しないと言われているミツガシワの群落を見ることができます。両方とも湿地などで見られる植物です。
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強い日差しも浮島内では少し和らぎます。あんまり気持ちがよいので思わず記念撮影。
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昼食の後、レクチャーが始まりました。
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野外のカメたちの生態や、河川の護岸や、外来種による影響などについてお伝えしました。
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ボランティアの方々からは、様々な質問が出されました。カメの生態については、まだまだわかっていないことが多く、こういった一般の方からの質問で気付かされることが多々あります。今後も調査・研究を続けて、カメの生態を明らかにしていくことで、在来のカメ類やカメたちをとりまく様々な生き物が暮らす環境の保全に役立てていければと考えています。

レクチャーの後、捕獲したカメの体のサイズなどの測定に入りました。
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二人ひと組で、スタッフが測定し、ボランティアの方には記録をお願いしました。
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種類、雌雄、年齢、個体識別番号などを記録していきます。
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測定する項目は背甲長・背甲幅・腹甲長・体重です。
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今回大小2匹のスッポンが捕獲できましたが、その測定の様子はというと…
まずは小さめの個体です。
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なんとかノギスで背甲長などを測定することができました。
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スッポンの首の伸びる様子を観察。この後しばらく軍手を放してくれませんでした。甲羅が柔らかいためスッポンを測定することは容易ではありません。首もこれだけ伸びるので、頭から遠い、甲羅の後ろの方をしっかりつかみます。
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小さい個体はノギスで測定できましたが、大きい個体になると、そうはいきません。
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地面に押さえつけて背甲長を測定。
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腹甲長もなんとか測定できました。
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体重は袋に入れて測定です。なんと5キロ以上ありました。
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この2日間で捕獲されたカメ類は
・クサガメ68個体
・ニホンイシガメ4個体
・ミシシッピアカミミガメ4個体
・スッポン4個体 
合計80個体でした。
カミツキガメや、ほかの外来種は捕獲されませんでした。
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2007年から認定NPO法人生態工房さんがこの池で外来種の駆除を始めた当時はミシシッピアカミミガメが鈴なりになって甲羅干しをしている姿が見られたそうですが、この夏(6月、8月、9月)に行った調査ではそのような姿は全く見られませんでした。このことは、認定NPO法人生態工房さんがこれまで続けてこられた活動の成果の表れだと思います。しかし、池のミシシッピアカミミガメをすべて除去できたわけではなく、この調査の結果が示すように、まだ数個体とはいえ、捕獲が続いています。

一度外来種を野外へ放してしまうとたくさんの労力をかけないと取り除くことができないということがよくわかった調査でもありました。

もともとペットのアカミミガメがこの池に棲むようになったきっかけの多くは、飼い主が責任を放棄して捨てたためでしょう。今後もカメ捨て行為が続くとすると、その影響を防ぐためにはこれからもずっと労力をかけ続けなければなりません。直接外来種を取り除く作業だけでなく、ペットとして飼育している外来種(生物)を野外へ放さないよう伝えていくこと、その根拠となる外来種の影響についても地道に伝えていく啓発活動が非常に大切であることを強く感じました。

特に、駆除作業がどれだけ大変かということを身を持って実感していただけたボランティアの方々にはぜひとも周りの方々にその様子または今回の内容をお伝えしてほしいなと思いました。このブログを読まれた方たちにもこういった活動の様子を周りの方にお伝えしてほしいと願わずにはいられません。
また、わたくしたちもこのブログやホームページなどで活動の様子などの情報をみなさんにお伝えしていきたいと思います。
0905-25
*本ブログ記事制作・公開にあたって、参加者の皆様から写真掲載の了承をいただいおります。ご協力いただき、ありがとうございました。

| 活動 | 10:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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9/7毎日放送:■「水族園の“カメ捨て池”」

写真付き記事はこちら

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先月、神戸の須磨海浜水族園にカメの保護研究施設がオープンしました。

 野生化した外来種のカメを集めて生態の研究を行おうと作られた施設なのですが、一般の人から飼えなくなったカメの持込みが相次ぎ、あっという間に700匹を超えてしまいました。


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 <来園客>
 「超カメやんけ!」
 「えー、どうしたんここのカメ」

 ところせましとひしめき合うカメ、カメ。

 兵庫県の須磨海浜水族園に先月オープンした施設「亀楽園」です。

 <記者リポート>
 「カメの楽園と名づけられたこの施設、行き場を失ったおよそ700匹のカメがひしめきあっています。


 実はここにいるカメの95パーセントが、要注意外来種に指定されている「ミシシッピアカミミガメ」、耳のところが赤いのが特徴です。

 聞きなれない名前ですが、よく見てみるとペットとしておなじみの「ミドリガメ」です。

 <来園客>
 「かわいいですね、うふふ」
 「こんなにおったらさすがに圧倒されます」

 身近な動物ながら実は生態をかく乱する恐れのある外来種の「アカミミガメ」は、研究者らが自主的に駆除を続けています。

 とはいえ殺すのはしのびないと、保護施設として「亀楽園」を作ったのですが・・

 <須磨海浜水族園長>
 「実際、7割は飼ってたんだけど飼えなくなったとか、家の水槽が小さいので広い所で泳がしたいとか、そんなカメが多い」

 池に捨てられ野生化するカメが後を絶たず、一般の人からも受け入れを始めたところ続々と持ち込まれるようになりました。

 この日も40年飼っていたカメを引き渡したいという男性がやってきました。

 <40年カメを買っていた男性>
 「私の子どもがいて、そのおばあちゃんが買ってきてくれたのよ。これ(カメ)の方が長生きするからね、間違いなく・・」
 <スタッフ>
 「長生きしますねぇ・・」


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 実は「亀楽園」の発案者は、今年4月に民間から初めて市立須磨海浜水族園の園長に抜擢された、カメ界のドン、その名も・・・ 「亀」崎直樹(かめざきなおき)さんでした。


 ウミガメ研究の第一人者で日本ウミガメ協議会の会長も務める亀崎さん。

 おととしからは、前足を食いちぎられた「アカウミガメ」に人工の足ひれをとりつけるプロジェクトにも携わっていました。

 そんな亀崎さんが、水族園の園長就任と同時に始めたのが「アカミミガメ」の研究でした。

 <亀崎さん>
 「明石から加古川にかけて、『アカミミガメ』だらけ。トンボの幼虫のヤゴとかタナゴとか小さな魚を食べちゃう、生態がかく乱されますよね、良いことはない」

 身近な動物ながら、これまでほとんど本格的な調査が行われていなかった「アカミミガメ」。

 地元の水族園の園長として、この問題を何とかしたいと亀崎さんが実態調査に乗り出したのです。

 この日は「アカミミガメ」の捕獲と実態調査のために、明石市内の溜め池に罠をしかけに出かけました。

 <亀崎さん>
 「カメの繁殖地としてはいいんですよ」
 (Q.田んぼがあるといい?)
 <亀崎さん>
 「田んぼとか畑とか。産卵できるじゃないですか。『アカミミガメ』もたぶん繁殖してるんでしょうね」

 5か所の池に20個の罠をしかけました。



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 この日亀崎さんたちは、想定外の来訪者と対決していました。

 体重50キロもある巨大な「ケヅメリクガメ」です。

 10年間飼ったものの大きくなりすぎて飼えなくなったと、姫路市内の男性が持ちこんで来たものです。


 
 <亀崎さん>
 「途方に暮れている間に、置いていかれてしまった」

 結局この「ケヅメリクガメ」は、園に専用の庭を作って飼育することにしましたが、ひっきりなしに続くカメの引き取りに追われ、このままでは本来の目的の野生の「アカミミガメ」の研究が進まなくなってしまいそうです。

 そもそも「アカミミガメ」は、なぜそこまで増えたのでしょうか。

 昭和40年代、チョコレート菓子の景品としてプレゼントされ始めた「ミドリガメ」が(正式名称アカミミガメ)、子供たちの間でまたたくまにブームとなり一気に輸入量が増えたそうです。

 亀崎さんらが兵庫県内のため池で行った調査によると、今では見つかったカメのうち60パーセントが「アカミミガメ」で、30パーセントが在来種の「クサガメ」、日本にしか生息しないとされる「イシガメ」はわずか5パーセントという結果になりました。

 「亀楽園」に持ち込まれるカメの統計を取っている、金香星(キム・ヒャンソン)さんは、飼い始めの気軽さと実際に育てるときのギャップに原因があると言います。

 <金さん>
 「夜店とか多い。あとUFOキャッチャー(の景品)とか、子どもが買って来たとか、子どもが拾ってきたとかいう人も多くいる。家族みんなで話し合って『よし!カメを買おうじゃないか』と言って飼う方は少ない!」

 さて罠をしかけた翌日、亀崎さんは早速、引き上げ作業に向かいました。

 <亀崎さん>
 「うんしょ、うんしょ・・」
 「足場悪いな・・ あー!はまってしまった(亀崎さん水にはまる)」

 なにせ相手は野生の「アカミミガメ」。

 引き揚げ作業も簡単ではありません。

 <亀崎さん>
 「あいてて! きらいやこいつ・・ 歯出して・・ 挑戦的な・・」
 「優しくない」

 大きく口をあけて威嚇する「アカミミガメ」。

 本来生息するアメリカのミシシッピ川ではワニと共存しているだけあって、日本の在来種と比べても猛々しさは歴然です。

 繁殖力が強い「アカミミガメ」が、日本固有のカメを追い出してしまうのではと、亀崎さんは心配します。

 <亀崎さん>
 「このカメが住んでいない優しい自然、生態系というのは日本の文化だと思う。こいつがいない文化を守らなきゃいけないなと」

 この日、捕獲されたカメのうち一匹が「スッポン」で半分以上が「アカミミガメ」でした。

 <亀崎さん>
 「寿命が分からない動物はペットにするのは危険ですね」
 「いらなくなって捨てるのはおもちゃじゃないですか。(アカミミガメは)今はおもちゃにされてるんでしょうね」

 日本中で増えてしまった「アカミミガメ」。

 自分1人では大きく数を減らせないかもしれないけれど、まずは問題を知ってもらうのが大事だと話す亀崎さん。

 カメ博士の取り組みはまだまだ続きます。

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9/7読売新聞:ニホンイシガメを救え…神戸・須磨海浜水族園内「亀楽園」

写真付き記事はこちら

外来種引き取り 生態系復活狙う


亀楽園の池の中でひしめきあうミシシッピアカミミガメ(神戸市立須磨海浜水族園で)=原田拓未撮影 神戸市立須磨海浜水族園(須磨区)で、淡水ガメの保護研究施設「亀楽園(きらくえん)」が人気だ。市民に呼びかけ集まったカメ約700匹がひしめき合う光景は圧巻だ。ただ、施設の狙いは自然界からの外来種の駆除と研究。「ミドリガメ」の名称でペットとして人気の外来種ミシシッピアカミミガメが捨てられた川や池では、在来種のニホンイシガメが追いやられているという。

 「自分たちより長く生きるかもしれないと考えると不安になって」。同市東灘区の会社員山本公史さん(63)と妻タケ子さん(63)は8月28日、ミシシッピアカミミガメを持って亀楽園にやってきた。7年前にペット店で買い、「ごんちゃん」と名付けてかわいがってきた。将来を気にかけていた時、園が引き取ってくれることを知った。

 亀楽園は、自然界で繁殖する外来種や、家庭で捨てられそうなカメを、殺処分することなく駆除しようと同水族園が約600万円で整備し、8月7日にオープン。縦7メートル、横13メートルの広さに、最大でカメ3000匹を飼育できる。

 同月26日までにミシシッピアカミミガメ685匹、クサガメ36匹、ニホンイシガメ6匹などが集まった。このうち約7割は大きくなりすぎるなどして、家庭で飼えなくなったカメだった。

 北米産のミシシッピアカミミガメは、子ガメの頃は「ミドリガメ」として親しまれる。だが、成長が早い上、最大で約30センチにもなるため、手を焼いた飼い主が捨てるケースが後を絶たない。ニホンイシガメの生息を脅かすとされ、各地で捕獲、処分されているが、効果的な駆除方法がない。

 同水族園の谷口真理研究員によると、今年5~7月、須磨区や兵庫県加古川市などのため池6か所でカメの生息状況を調査したところ、捕獲できたのはミシシッピアカミミガメ61匹と、300年ほど前に日本に持ち込まれたとされるクサガメが23匹。ニホンイシガメは1匹も見つからなかったという。

 亀楽園では、ミシシッピアカミミガメやニホンイシガメなどを一緒に飼育し、エサや繁殖行動、それぞれが与えあう影響を研究。将来は、ニホンイシガメが繁殖しやすい環境を考え、河川整備などで役立てるという。また、県内の淡水カメを調査する親子調査員も募集。網を貸し出し、捕獲したカメが外来種の場合は引き取る取り組みも始めた。

 亀崎直樹園長は「カメは人間より寿命が長い可能性があり、ペットには不適切。それぞれの生態を明らかにしながら根本的な解決策を検討し、日本本来の生態系に戻していくような研究を進めたい」と話している。

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アースウオッチジャパン国内プロジェクト 「武蔵野の淡水ガメ(旧多摩川の淡水ガメ)」募集中です。

チーム5:2010年8月21日(土) …終了しました
チーム6:2010年8月22日(日) …終了しました
チーム7:2010年9月4日(土) …終了しました
チーム8:2010年9月5日(日) …終了しました
研究分担金 8,000円
※連続で参加される方は、プラス3,000円

淡水ガメを中心に、外来種の侵攻や固有種のカメの生息を調べます。
身近な生態系の保全へ向けた新たな取り組みに、ぜひご協力ください。

このプロジェクトの調査地は石神井公園(東京都練馬区)です。

・集合場所:石神井公園駅 南口改札(西武池袋線)
・集合時間:午前9時(調査用の服装で集合ください)

・・・詳しくはHPをご覧ください↓
http://www.earthwatch.jp/project/projectlist/japan/r-turtle/

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